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> なみだっ子にさようなら
タイトル | なみだっ子にさようなら | |
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著者 | 斎藤 俊一 | |
出版社 | 学校図書 | |
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3年生のたけしは、自分がなきむしだということが自分でもよくわかる。どういうわけか、たけしの目からは、かんたんになみだが出てしまう。ちっともかなしくなくても、ちょっとこわそうなおとなとか、学校の先生の前に、たったひとりで立っていると、なみだが出そうになってしまう。ないちゃいけない、ないちゃいけないと思うのだけど、ないてしまう。そうして、おなじクラスの大春にいつもからかわれてしまう。 でも、本当はたけしにはいいところがたくさんあるのだ。泣いている女の子の見方をしてなぐさめてあげたり、捨てられていた子ねこをみすてなかったりするような、やさしい気持ちをもっている。それに、やくざのような男をおっぱらったり、こわくてたまらない歯医者に勇気をふりしぼっていくことができたり、芯の強いところもある。 ●なみだっ子だったたけしが、いろんなできごとを通して、なみだを流さない強さを身につけていくお話です。 |