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3年生の今月の本


エーミルのクリスマス・パーティ タイトル エーミルのクリスマス・パーティ
著者 アストリッド・リンドグレーン
出版社 岩波書店
 

 エーミルが住んでいる、スウェーデンのレンネベリア村にキャットフルト農場では、クリスマスのすぐ前の日曜日に、パーティをします。そこには、村中の人たちがやってきます。この冬の会場は、エーミルの家です。エーミルのお父さんもお母さんも、準備で大忙しです。

 パーティの日は、大雪になりました。みんながぞくぞくとエーミルの家に集まってきます。そこには、エーミルの学校の先生もいました。先生は、若くて元気がよくて、悪いことにいっぱい色々なことを思いつく人でした。みんなが、歓迎のコーヒーを飲み終わって、食事が始まるのを静かに待っているときに、先生はこういいました。
「外に出て、ちょっと雪合戦をしたらどうかしら?」
 パーティで、そんなばかげたことをするなんて、レンネベリア村では聞いたことがありません。みんな顔を見合わせました。エーミルのお父さんが言いました。
「雪合戦ですと! なんというばかげたことを!」

 でも、エーミルは、すぐ外の雪の中に飛び出しました。こいつはおもしろくなるぞ! エーミルのあとから、パーティにやってきた子どもたちみんながつづきました。

  そうです。この学校の先生のおかげで、エーミルの家のパーティは、とってもおもしろくて、ちょっと変わったパーティになったのです。

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