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タイトル | ながいながいペンギンの話 | |
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著者 | いぬい とみこ | |
出版社 | 理論社 | |
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とおいとおい南極の島に、ペンギンのルルとキキは生まれました。兄さんがルル、弟がキキです。ルルというのは、ペンギンのことばで「くしゃみくん」、キキというのは「さむがりやのちびくん」という意味でした。 毎日、おとうさんとおかあさんは、こおりのとけはじめた、海辺へ行って、口いっぱい、オキアミという、小さなエビをくわえてきては、ふたりのぼうやに食べさせました。 ある日、おとうさんとおかあさんが、海へ出かけていったあと、弟のキキが大きな口を開けてなきだしました。 「ねえ、キキ、外へ行って、自分で食べるものさがそうか?」 うみべの騒ぎは、ますます、大きくなってきます。しくしくないていた弟のキキは、くたびれて眠ってしまいました。 ●こうしてルルは、たったひとりで、氷の草原に飛び出しました。思いもしなかった危険が、ルルに迫ってきているとは知らずに。ルルは無事に家に帰れるのでしょうか? 1957年の刊行以来、日本の幼年文学の代表として、今もなお多くの子どもたちに読まれ続けている作品です。 |