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3年生の今月の本


おまけのオバケはおっちょこちょい タイトル おまけのオバケはおっちょこちょい
著者 深山 さくら
出版社 旺文社
 

 コウタは、「だがし屋小夏」で、「おっチョコちょい」というふしぎなおかしをもらった。何がふしぎかって、箱をあけると、中からオバケが出てきたんだ。そいつは、小ぶりな和太鼓をうちならし、空中にぷかりぷかりとうかんでいた。ぽってりとして頭でっかちで、ごていねいにも、まっ白なレースのエプロンをしている。

「いろいろお手伝いいたしますから、ごひいきに。あたしにできることは何でもしますですよ」
 オバケがそういうので、コウタはさっそく、おふろそうじをたのんだ。でも……、
「たすけて!ぼっちゃーん」
 どうやら、おふろの鏡にうつった自分のすがたにおどろいたらしい。コウタは、オバケをタオルでふいてやって、エプロンもドライヤーでかわかしてあげた。なんて、おっチョコちょいなオバケだ。これから先が思いやられるよ。

●おっチョコちょいは、本当におっちょこちょいなオバケ。でもいつも一生懸命です。そんな姿に、コウタは自分のこれまでの行動を思い直すようになります。“何かに一生懸命打ち込んでみよう!”、“最後までやり遂げてみよう!”、そんな気持ちにさせてくれるお話です。

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