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3年生の今月の本


さらわれた王子さまと庭師の娘 タイトル さらわれた王子さまと庭師の娘
著者 ゲルハルト・ホルツ・バウマート
出版社 講談社
 

 ある国にきれいな王子さまがいました。ところが、ある日のこと、この王子さまは巨人国の大女にさらわれてしまったのです。わかいきれいな王子さまがさらわれたというニュースは、さっそく新聞やテレビでつたえられ、国じゅう大さわぎになりました。

 ところが、それからまもなく洪水やあらしやサッカーなど、いろいろなニュースが続いたため、人びとはあっさりと王子さまのことをわすれてしまったのです。けれどもここにたったひとり、王子さまをわすれない女の子がいました。それはお城の庭師の娘で、王子様をたいそう気の毒に思っていたのです。

 そして、とうとうある日、王子さまを助けにいこうと決心しました。うわさをきいた人たちが、つぎからつぎへとききにきました。
「どうして?」
 そのたびに庭師の娘はいいました。
「どうしてでも!」
 庭師の娘は念入りに準備をととのえました。

●庭師の娘は、大女と決闘するために、柔道、空気銃、フェンシングまで身につけて準備を整えます。そして巨人国めざして旅する途中も様々な助言を受けます。果たして無事王子さまを助け出せるのでしょうか? また、その後王子さまと娘はどうなるのでしょうか?

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