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3年生の今月の本


ワン ホット ペンギン タイトル ワン ホット ペンギン
著者 J・リックス
出版社 文研出版
 

 フェランは、魚なんて大きらい。ところが、このことでフェランには、なやみがあった。フェランのお父さんは漁師で、おじいさんも、ひいおじいさんも、ひいひいおじいさんも、もっともっとまえのおじいさんも漁師だったのだ。フェランは、まだたったの九歳。しかし、わかっているのは、魚がきらいなので漁師になるのは、いやだということ。

 ある日、フェランは母さんといっしょに動物園に行った。とんでもない暑さの夏だった。その日の気温といったら、なんせ熱帯地方なみだったんだから。

 家に帰り、キッチンで母さんがフェランのアノラックをぬがせていすの上においたとたん、ふたりはびっくりした。アノラックが、かってに動いたのだ!
フェランがおもしろがっているあいだ、母さんは悲鳴をあげていた。アノラックは、キッチンの中を何周かぐるぐるまわったあと、テーブルのあしにごつんと音をたててぶつかり、ひっくりかえった。なんと、アノラックの内ポケットに、頭を打ってぼーっとなっているペンギンがいた!

●フェランはペンギンを動物園に返してくるようにお母さんに言われます。ところがペンギンはもう動物園には帰りたくない、南極へ行きたいと言いだすのです。そこで、内緒で一晩かくまうことになるのですが、案の定大変な事に。ペンギンは無事南極に帰ることができるのでしょうか?

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