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> かっぱの虫かご
タイトル | かっぱの虫かご | |
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著者 | 松居 スーザン | |
出版社 | ポプラ社 | |
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「つまんないなー、つまんないなー」 沼のきしべの切りかぶにすわって、ひざをだいて、ぶつぶつつぶやいているのは、一ぴきのかっぱの子でした。 かっぱの子は、おかあさんに手をふって、はらっぱにむかって、あるきだしました。はらっぱにつくと、村の男の子たちの声がしました。かっぱの子は、たちどまりました。いちどでいいから、村の男の子というものを、見てみたかったのです。男の子が三人、います。虫取りにきたようです。めいめい、かごをかたにかけて、手にはあみを持っています。かっぱの子は、男の子たちがかえってしまうまで、じっと見ていました。 ●かっぱの子は、村の男の子たちがもっていた虫かごがほしくて ついこっそり持って来てしまいます。でもなんだかおちつきません。最後に、かっぱの子は大切なことに気付きます。穏やかな、心温まるお話です。 |