トップページ > 読書案内 >  4年生の今月の本 > 4年生におすすめの本
 > あくまくん

4年生の今月の本


あくまくん タイトル あくまくん
著者 ハイケ&ヴォルフガング・ホールバイン
出版社 徳間書店
 

 ユスティンはふつうの九歳の男の子。成績もまあまあで、友だちもいっぱいいる。

  だけど、ひとつだけふつうじゃないところがあった。それは、ユスティンにはないしょの友だちがいるということだ。その友だちは悪魔の子で、その子の姿はユスティンにしか見えなかった。

  でも、見えなくてよかったのかも。だって、肌が赤くて、つのがはえてて、片方の足が馬の足で、おまけにしっぽまではえていたのだから。

 ある日、ユスティンとあくまくんがあくまくんの家で遊んでいると、恐ろしい悪魔アスモディスがやってきた。あくまくんが悪いことをしないと、あくまくんの一家を地獄に帰ってこられなくする、と言うのだ。

 あくまくんはユスティンがとめるのも聞かず、悪いことをしようとたくらむのだった。

【 ユスティンの父さんはよく、人はだれでも、社会や家族に対して責任をもたなければいけない、いやなことでも、しなければならないときがあるといいます。
 ユスティンはあくまくんが両親を守るためにいっしょうけんめい悪いことをしようとするすがたをとおしてそれに気づきます。でも、悪いことは悪いことです。いったいどんな悪いことならあくまくんの両親を救えるのでしょうか。】

Page Top