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4年生の今月の本


そばかすイェシ タイトル そばかすイェシ
著者 ミリヤム・プレスラー
出版社 徳間書店
 

 イェシはドイツの女の子。パパとママとお兄ちゃんといっしょにボーデン湖(こ)で二週間の夏休みをすごします。

 ボーデン湖のほとりのペンションで出会ったフェルドルという男の子とは、さいしょけんかになったけど、フェルドルのひみつを教えてもらってからはとってもなかよしになりました。

 お兄ちゃんにおねがいする時は、いちばんかわいい顔を作って、小さな声で、
「あたしねえ、ママがずっとさがしてたチョコレート、だれが食べたか、知ってるんだ」
と「きょうはく」してみたり、フェルドルとのけんかでは、
「あんた、歯ぬけが一ヶ所じゃたりないの? もっとふやしてあげようか!」
なんてたんかを切ったりと、とっても面白い女の子。

 幸運のおすそわけをするために、お兄ちゃんのパズルのピースをかくしたり、なやんでいる友だちのために探偵になってみたり。ドキドキするようなお話が3つはいっています。

【 大人のテレビ番組は子どもに見せないようにするといった、いかにもドイツらしい教育方針や、それでも意外なことを知っている子どもたち。お兄ちゃんとイェシがやる「ことばゲーム」など、子育てする側にはまた別の面白さがある本です。また、登場人物の気持ちがいろいろな形で描かれており、感情の読み取りにも役立つと思われます。
 おませなイェシの物語。続刊に「もっと! そばかすイェシ」が発行されています。 】

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