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> 花火師リーラと火の魔王
タイトル | 花火師リーラと火の魔王 | |
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著者 | フィリップ・プルマン | |
出版社 | ポプラ社 | |
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とある国にラルチャンドという花火師(はなびし)と、そのむすめリーラがすんでいた。 リーラのお母さんはリーラが生まれてすぐに死んでしまっていた。 リーラをひとりで育て上げたラルチャンドはリーラに花火の作り方をいろいろ教えた。そして、リーラも花火師になるのを夢見ていた。 しかし、ある時、ラルチャンドはリーラのかみがぼさぼさで、手はやけどと火薬のしみだらけになっているのに気がついた。そして、このまま花火師になってはリーラは将来(しょうらい)結婚(けっこん)できなくなるのではないかと心配しはじめた。それで、花火師になるための、さいごのひみつだけはリーラに教えないようにした。 リーラは友だちのチュラクと、チュラクが世話をしている白いゾウ、ハムレットに会いに行き、お父さんがさいごのひみつを教えてくれないことを話した。チュラクは、おれが、かわりに、きいてやろうといって、みごとにラルチャンドから花火師になるためのさいごのひみつを聞き出した。 それは、メラビ山の奥にある、火の魔王(まおう)ラズバニの洞窟(どうくつ)へ行くこと。 さっそくリーラは一人で洞窟にむかうのだった。 【 リーラを追いかけていくチュラクも数々の困難(こんなん)に出会いますが、こわくてつらいだけじゃなく、面白い人たちが二人の行く手にあらわれます。どんな人たちかは読んでみてのお楽しみ。 女の子だから花火師になれないなんてことはありません。本当に大切なことと、それを手に入れるための旅の意味について考えてみましょう。】 |