トップページ > 読書案内 >
4年生の今月の本 > 4年生におすすめの本
> ウサギが丘のきびしい冬
タイトル | ウサギが丘のきびしい冬 | |
---|---|---|
著者 | ロバート・ローソン | |
出版社 | あすなろ書房 | |
|
||
『ウサギが丘(おか)』には、『大きな家』とよばれている家があります。この家にすむのは、丘の動物をうやまい、だいじにしてくれる、すばらしいご夫婦(ふうふ)でした。 『大きな家』のひとたちは、丘の上にある池のそばに、毎晩、動物たちへのごちそうをおいてくれました。いいにおいのする干し草や、みずみずしい野菜、くだもの、木の実、種、穀物(こくもつ)などを。 丘ではこうして平和でしあわせなくらしがつづいていたのですが、動物たち全員にかんけいのある大じけんが、おこりました。 ウサギのアナルダスおじさんは、ある秋の日、丘の仲間(なかま)の前で、声をはりあげました。 丘の仲間たちは、そんなアナルダスおじさんの話を本気にせず、笑っていました。なぜなら、『大きな家』の人たちがいる限り、さむい冬になったとしても、ごちそうにこまることはないからです。 しかし、子ウサギジョージーとお父さんウサギが、『大きな家』のご夫婦が冬の間いなくなるらしいという話をすると、丘の仲間たちはおどろきました。もしかすると、冬の間、ごちそうをもらえないかもしれないのです。みな、あわてて冬のしたくをすることにしました。 冬になると、ほんとうに『大きな家』のご夫婦はどこかへ出かけて行ってしまいました。ごちそうはもらえなくても、たくわえた食料があるとみんな安心していましたが……。 【 『大きな家』のご夫婦はいつ帰ってくれるのでしょうか。「ウサギの丘」(読書案内24冊目)の続編です。この本だけでも楽しめますが、できれば「ウサギの丘」も図書館で借りて読んでみてください。】 |