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タイトル | 魔女からの贈り物 | |
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著者 | ジェニー・ニモ | |
出版社 | 評論社 | |
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たまらなく寒い日でした。 テオと妹のドディーは学校の帰り、近所にすむオークおじいさんに出会いました。おじいさんはいつもおもしろいお話を聞かせてくれるのに、きょうはむずかしい顔をしています。 魔女は人間とそっくり。だけど、着ている物は黒っぽいし、肌はしわだらけ。そしてきまって帽子を持っている。魔女かどうかたしかめる方法があるとすれば、魔女は水晶の涙を流すということ。しかし、魔女は決して泣かないのだそうです。 こわがりなテオはその話を聞いて、いそいで家に帰り、飼いネコのフローラを家の中に連れて入りました。 その日の夕方、あられのふりしきる中、黒いコートを着たおばあさんがテオの家にまよいこんできました。テオのかあさんはテオがはんたいするのも聞かず、そのおばあさんを家にまねき入れてしまいました。 おばあさんもネコを探しに外に出たのだそうです。そして、テオのネコのフローラを見つけると、なぜかおばあさんはフローラをしきりにかしてもらいたがりました。 テオはそんなおばあさんを気味悪く感じ、早くお父さんに帰ってきてほしいと思いました。お父さんならこの気味の悪いおばあさんからテオたちを守ってくれるでしょう。しかし、天気はどんどん悪くなり、外は吹雪になってしまいました。 【 おばあさんはほんとうに魔女なのでしょうか。それとも、ほんとうにこまっているお年寄りなのでしょうか。氷のつぶのようなきらめきを思い起こさせる物語です。】 |