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> かんからさんしん
タイトル | かんからさんしん | |
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著者 | 嶋 津与志(作) 伊藤 正昭・かんからさんしん制作委員会(企画・構成) |
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出版社 | 理論社 | |
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マサの島は、沖縄本島の東にうかぶサンゴ礁(しょう)の小島だ。 昭和二十年三月、避難(ひなん)命令が出た。 みんな大事なものをもって、ガマ(洞窟:どうくつ)へ避難した。ガマの中は、ながい避難生活ができるように、きちんとととのえられていた。村の生活がそっくり地下にひっこしてきたようなものだ。 だが、いったい、戦争がいつまで続くのか、戦争とはどんなものなのか、だれにもわからなかった。 日に日にはげしくなる戦争。ガマの東の入口も直撃弾(ちょくげきだん)でふさがってしまった。 いよいよ最期の時が来たと、手りゅう弾がマサの家族にもくばられた。 【 「かんからさんしん物語」という小説をもとにしたアニメ映画が1989年に作られました。この作品はそのアニメをを子ども向けに再小説化したものです。広島市映像文化ライブラリーにもこのアニメのビデオがあります。 沖縄県では6月23日を慰霊の日として休日にしています。美しい沖縄でおこった悲劇について考えてみましょう。】 |