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> ざしきわらし一郎太の修学旅行
タイトル | ざしきわらし一郎太の修学旅行 | |
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著者 | 柏葉 幸子 | |
出版社 | あかね書房 | |
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ここは、新幹線の中。4年生の資(もと)は、家出をしたところです。どうして家出をしたかって? それは、おとといの帰り道。3年生のともひろが5年生の一雄(かずお)につかまっていたのを、資がたすけたのがきっかけでした。その時、一雄をなぐってしまったのです。 一雄はいじめっ子でした。それでお母さんは、今度は資がいじめられるんじゃないかと、しんぱいしはじめました。お母さんの話を聞いていると、資もだんだんふあんになってきました。お父さんならこんな時、
新幹線の中で、資はバッグの上にすわりこみました。ふと気づくと、となりに男の子がすわっています。(へんなやつだなぁ。)その子は、着物を着て、ふろしきづつみを持っています。
その子の名前は一郎太。一郎太は、東京に一人で住むというばつをあたえられていました。ざしきわらしは、住んでいた家に幸せをあたえるのが役目。しかし、前の家で一郎太はその役目をはたせなかったのです。 |