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タイトル | ホウ博士とロボットのいる町 | |
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著者 | 松村 美樹子 | |
出版社 | ポプラ社 | |
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ホウ博士は、いつも家の研究室でひとりきりで研究をしています。人とおしゃべりしたり、買い物を楽しんだりする時間なんてもったいない。ホウ博士ときたら、一日中、研究をして、いろんなロボットをつくりたいのです。 さて、そんなホウ博士が、ある日、「ドロボウよけロボット」をつくり出しました。研究室の中のたいせつなものをぬすまれてはたいへんだからです。最近、家のまわりにあやしい人かげも目げきしたばかりだし……。ホウ博士は、四六時中、「ドロボウよけロボット」に家のまわりの見はりをさせることにしました。もちろん、晴れた日だって、雨の日だって、おかまいなしに。 何日か後……。「ドロボウよけロボット」の前に白いワンピースを着た女の人が立っていました。ロボットは、その人があやしい人物かどうか決めかねて、こまったように、しん、としています。実はこの女の人、雨にぬれて見はりを続けるロボットをかわいそうに思って、自分のかさをロボットにさしかけてあげていたのです。 ホウ博士が このやさしい女の人の正体は、同じ町の「ラララ・ケーキ」というお菓子屋さんでクッキーを焼いている「メイさん」という人でした。 【 ホウ博士とメイさんは、ふたりとも第一印象こそあまりよくなかったものの、いろいろなできごとを通してじょじょに仲良くなっていきます。博士は「メイさん」とのふれあいを通して、またおもしろいロボットをつくり、失敗をくり返すことを通して、大事なことを学ぶのです。】 |