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4年生の今月の本


星ものがたり タイトル 星ものがたり
著者 石田 五郎
出版社 講談社
 

 みなさんは星占い(うらない)に興味はありますか? テレビや新聞、雑誌などで毎日のように目にする占いですが、みなさんに一番なじみぶかいのは、星座占いではないでしょうか。星占いは今から約5000年前、メソポタミア地方(ちほう)〈いまのイラクあたりです。〉のチグリス・ユーフラテス川の近くにすむ人たちからはじまったそうです。その後世界に広まった星占いがもっとも流行したのは16世紀ごろまでのヨーロッパでした。

 この本は、そんな星占いの歴史や、それぞれの星がもつフシギな意味、星座にまつわる伝説など、身近だけれど実はよく知らない星座や星のことについて教えてくれます。

 涼しい秋風が吹くようになって空を見上げると、東北の方角にいくつもの星をつらねてかがやく星、アンドロメダ座が見えてきます。ギリシア神話では、この星座はカシオペア王妃(おうひ)とケフェウス王の娘として登場します。

 心やさしい彼女は、海神ポセイドンの怒りをしずめるためいけにえとして海岸の大岩に縛られてしまうのですが、ぐうぜん空をとおりかかった英雄ペルセウスによってぶじ助けられます。

【 本の前半では、ペルセウスの活躍(かつやく)をはじめ、ギリシア神話の登場人物がくりひろげる冒険の数々が紹介されています。いっぽう後半では、太陽系や宇宙のしくみなど、星にまつわる科学の世界にふれることができます。一冊のなかに星へのロマンや知識がたくさんつまった、たのしく読める宇宙の本です。】

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