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> ロシアの昔話〈愛蔵版〉
タイトル | ロシアの昔話〈愛蔵版〉 | |
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著者 | 内田 莉莎子 | |
出版社 | 福音館書店 | |
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ロシアで語りつがれてきたたくさんの昔話。今回はその一つ、『どこかしらんが、そこへ行け、なにかしらんが、それをもってこい!』をご紹介します。 ある国にひとりの王様がいました。その王様につかえていたアンドレイという狩人(かりうど)が、あるとき森で一羽のキジバトを見つけます。キジはアンドレイに言いました。 アンドレイが言われたとおりキジをたたくと、キジはマリアという名のお姫さまになりました。アンドレイとマリア姫は二人でなかよくくらしていましたが、姫を見た王様までが、姫のことを好きになってしまったからさあ大変。 なんとかしてジャマ者のアンドレイを追いはらいたい王様は、アンドレイにむりなことばかり言いつけます。 またある時は、 「子守歌ねこ」とは、やってくる人をねむらせては食べてしまう、とってもこわい猫のことです。なにしろ鉄のぼうしをたたきわることができるくらい強いのです。 おちこむアンドレイに力をかしたのはマリア姫でした。姫のおかげでアンドレイはいつもぶじにもどって来ます。いつまでたってもジャマ者を追いはらえない王様が、さいごに考えついたのは……? 【 ロシアの昔話ときいてもピンとくる人は少ないかもしれませんが、お話の世界では意外となじみぶかいのがロシアです。たとえば、みなさんは「おおきなかぶ」というお話を知っていますか?あのお話も、じつはロシアの民話なんです。「うんとこしょ どっこいしょ」……大きな声でよんだおぼえのある人も多いかもしれませんね。 |