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4年生の今月の本 > 4年生におすすめの本
> ふしぎの時間割
タイトル | ふしぎの時間割 | |
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著者 | 岡田 淳 | |
出版社 | 偕成社 | |
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★『消しゴムころりん』:二時間目、さおりはとっくにできあがった作文を前にして、机のうえで消しゴムをころがしていました。とくにものを大切にしているとは思っていませんでしたが、さおりはいつも消しゴムだけはほんとうに小さくなるまで使っていたのです。そのときでした。 口をとがらせながら床にあいた小さな穴をのぞきこむさおり……と、そのときです。穴から一ぴきのヤモリが出てきたではありませんか。ヤモリは床に両手をかけて、さおりを見あげているように見えました。さおりは胸のドキドキがおさまると、心のなかで言いました。 するとヤモリはさっと穴の中に消え、なんと消しゴムをかかえて出てきたのです。 ★『ピータイルねこ』:みどりは、教室の前のろう下で、とほうにくれていました。先生から、〈朝の会〉でつかった出席簿(しゅっせきぼ)を保健室までとどけてほしいとたのまれていたのですが、みどりはまだ一人ではどこへ行くこともできなかったのです。でも、先生に と、そのときです。黒い猫がみょうな歩き(あるき)かたでみどりの方へやってきました。 【 みんなが毎日かよっている学校。その教室の、なかで、そとで、知らないうちに始まっているもう一つの「時間割」。「三時間目の魔法使い」、「石ころ」、「もういちど走ってみたい」など、ぜんぶで10このお話があります。どれもおもしろく読むことができます。】 |