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> パンやのくまちゃん
タイトル | パンやのくまちゃん | |
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著者 | 森山 京 | |
出版社 | あかね書房 | |
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町はずれのパンやに、くまの子のお客がきました。おいしいにおいをおいかけているうちに、たどりついたのです。 「お金、持ってるの?」 パンやのおばさんが聞くと、くまの子は、 よくじつのばん、店のほうで「ことこと……」と音がしました。 「こんばんは。くまです」 店の前に、大きなくまが立っていました。きのうの子ぐまの父親です。 「じつは、むすこが花つみに出かけたきりもどってきませんので、心配をしておりましたら、いただいたパンをかかえて、うれしそうに帰ってまいりました」 「まあ、あのパンを、食べずに、ですか」 子ぐまの父親は、おれいにアカシアのはちみつをおいて帰っていきました。 それ以来、子ぐまはときどきパンやに、やってくるようになりました。おばさんは、くまの子のためにエプロンをつくってやることにしました。 【 パンやの人気ものになったくまの子ですが、思いもよらないじけんにまきこまれてしまいます。一体どうなってしまうのでしょう? くまの子がとてもかわいらしく、とても人気のあるお話です。】 |