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> おもちの大研究 ~日本人とおもちのおいしい関係~
タイトル | おもちの大研究 ~日本人とおもちのおいしい関係~ | |
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著者 | 笠原 秀 | |
出版社 | PHP研究所 | |
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みなさんのお家では、いったいどんなお雑煮を作りますか? 中に入ってるおもちは丸いですか、それとも四角いですか? 汁はしょうゆ味? それともみそ味ですか?お正月にお雑煮を食べる習慣は、日本全国どこでもあるのに、そのお雑煮は地域によってまったくちがうのです。 広島県では、しょうゆ味の汁に丸いおもちが入ったお雑煮がよく見られますが、滋賀県や三重県より東の方では、四角いおもちを使うところがほとんどです。また、京都や大阪、奈良などの近畿地方周辺では、お雑煮はみそ味になるようです。中にはびっくりするようなお雑煮もあります。 香川県では、あんこの入ったあまいおもちを、白みそに入れてお雑煮を作ります。鳥取県の「ぜんざい雑煮」は、あまく煮(に)たアズキで作られるし、島根県には、塩味のすまし汁に丸いおもちを入れて、アズキを上からかけた「あずき雑煮」があるそうです。そもそも、一月の四日まではお雑煮をまったく食べない地方もあります。 【 この本では、おもちの歴史やひみつ、日本人があゆんできた食べ物の文化などを、たのしく知ることができます。食べ物をあたえてくれる自然に感謝(かんしゃ)しながらくらしてきた日本人の心も、さぐることができるでしょう。それだけではありません。作者の笠原(かさはら)さんが、どのようにおもちのことを調べていったのかが、ていねいに書かれているのです。取材の方法や調べ方のコツ、データのまとめ方、地図や図表のつかい方などもわかります。】 |