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> 先生は魔法つかい?
タイトル | 先生は魔法つかい? | |
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著者 | オトフリート・プロイスラー | |
出版社 | 偕成社 | |
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明日から新しい学年が始まるという日の午後、ケーニヒ校長先生は机(つくえ)に向かい、新学年の時間割(わり)を作っていました。ところが、新しい時間割はなかなか決まりそうにありません。すると、突然、ドアをたたく音がしたのです。入ってきたのは、3年生を受(う)け持つことになっている新任(しんにん)の先生でした。名前はクリングゾア。なんとこのクリングゾア先生は有名な魔法使いの弟で、少しだけ魔法が使えるのです。 ケーニヒ先生はおどろき、そしてつぶやきました。 「私も魔法がつかえたら、新学年の時間割なんて、わけなくできるだろうに」 それを聞いたクリングゾア先生は、時間割の方に身をかがめました。 「こんなのは全く簡単(かんたん)ですよ」 そう言ってクリングゾア先生は、魔法の文句(もんく)を一つとなえ、二度指をパチンと鳴らしました。すると、時間割表のドイツ語や算数の時間が、あちこち動き始めたのです。 【 ちょっぴり魔法が使えるクリングゾア先生。この後も、クリングゾア先生の魔法がかつやくします。さて、どんな魔法がでてくるのでしょうか?】 |