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タイトル | おてがみもらった おへんじかいた | |
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著者 | 森山 京 | |
出版社 | あかね書房 | |
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4月のある午後、一ぴきのクマの子が町の広場を歩いていて、落とし物を見つけました。黒っぽい小さなバッグです。クマの子はバッグをひろうとすぐに交番へ持っていきました。ちょうどそこへ、かさとトランクをさげたうさぎのおばあさんがかけこんできました。じつはクマの子がひろったバッグは、このおばあさんの落とし物だったのです。クマの子の名前と住所を聞いて書きとめたおばあさんは「お礼状を書かせていただきます」と言っていそぎ足で駅にむかいました。 それから十日ほどたって、クマの子のもとに一通の手紙がとどきました。うさぎのおばあさんからの手紙です。手紙をもらったクマの子は、自分も手紙が書いてみたくなりました。しかし、クマの子はまだ、ひらがなとかたかなをようやくおぼえたところでした。えんぴつで、はがきいっぱいに大きな字で次のように書きました。 ***************************** ウサギ・ササおばあさま このクマの子はまだじょうずに手紙を書けないようです。クマの子はこれからもウサギのおばあさんと手紙のやりとりをします。みなさんなら、どんな風に手紙を書きますか? 【 みなさんもだれかに手紙を書いてみてはどうでしょう? どんな返事がくるか、まっている間も楽しいですよ。】 |