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> ひらめきルーカス 学級委員はだれだ?!
タイトル | ひらめきルーカス 学級委員はだれだ?! | |
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著者 | ジョハナ・ハーウィッツ | |
出版社 | 偕成社 | |
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ジューリオ・サンチェスは五年生になるのを楽しみにしていました。でも、もちろん、これはともだちにはないしょです。ジューリオは、教室でおおぜいの友だちといっしょにいるのが、すきなのです。学校にいくと、算数や社会科の勉強もしなければならないのは、うんざりですが。 新学期から担任の先生が男の先生に代わりました。 先生の名前はエルネスト・フロレス。 これまでの先生は苗字しかいいませんでした。先生の名前をさぐりあてるのが生徒たちの仕事なのに、この新しい先生は、その楽しみをうばってしまいました。 でも、フロレス先生はおもしろいことを考える先生だなとジューリオは思いました。 先生は、「国語の時間には、ひとりひとりが物語を書いて、授業ちゅうにそれを本にする。算数では、今月のおわりまでに、みんながそれぞれ百万ドルの買い物をする。」といったのです。先生の話のなかでいちばんすごかったのは、学級委員の選挙をするという話でした。 ジューリオは一瞬だけ自分が学級委員をしているところを想像してみました。でも、そんなことがおこるはずがないことは、わかっていました。学級委員になれるような生徒ではないからです。いったいだれが、ジューリオに投票してくれるというのでしょう。 ジューリオは、自分では勝てる見こみがないので、親友のルーカスを立候補させようと思いました。 【 学級委員にふさわしい人とはどんな人だと思いますか? 学級委員になりたい子や、学級委員を推(すい)せんする子どもたちの気持ちになって考えてみましょう。】 |