トップページ > 読書案内 >
5年生の今月の本 > 5年生におすすめの本
> 河を歩いた夏
-利根川水源をめざして-
タイトル | 河を歩いた夏 -利根川水源をめざして- |
|
---|---|---|
著者 | 山口 理 | |
出版社 | あすなろ書房 | |
|
||
「小学校最後の夏休みに何か思い出をつくりたい」なんて思って計画した旅なんだけど……。去年、あんなに「もう二度とやるもんか」とかたく誓ったはずだったのになあ。 自転車で東京から秋田まで行ったという男の子のうれしそうな顔が気になってたまらず、小学校最後の夏休みにまた旅の計画を立ててしまった主人公。 気心の知れたおじさんのコウちゃんといっしょの旅。<旅>といっても、これがまたへんな旅。家のすぐ近くの利根川の最初の一滴を歩いて見に行くという大冒険。 主人公はコウちゃんにアドバイスをもらって役所に電話したり、地図と首っぴきでコースを考え、とうとう『利根川水源探索の旅・計画書』まで作り上げてしまいました。 ところが一転、楽しい二人旅のはずが、気に入らない友だちも一緒に旅をすることに。 コウちゃんはこの旅に、乱暴でずうずうしくて、威張っている正志をさそうというのです。その上、話を聞きつけたクラスメイトの香織や麻衣も参加したいと言い始めます。 気の合わないヤツといっしょに行動して何が楽しいの。 大勢で何かすることが嫌いな主人公は友だちなんて無視していればいいやと思っていますが……。 【 日本最大の流域面積を誇る利根川の最初の一滴とは? 主人公の旅を地図で追ってみるとまた楽しめます。 】 |