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タイトル | ヨハネスブルクへの旅 | |
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著者 | ビヴァリー・ナイドゥー | |
出版社 | さ・え・ら書房 | |
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アフリカ大陸の一番南の国、南アフリカ共和国では、ほんの20年ほど前までアパルトヘイトという政策がとられていました。 その政策とは、白人以外の人はすべて差別するという内容のもので、特に黒人は住むところや働くことを規制されて、貧しい暮らしを強いられてきました。これは、そんな時代のお話です。 ナレディとティロの兄弟の赤ん坊の妹、ディネオは重い病気になっていました。しかし、病院は何キロもはなれたところに、ひとつあるきりだし、ナレディの家には、医者をよぶようなお金もありませんでした。 ナレディとティロのお母さんは、三百キロもはなれたヨハネスブルクという町にいて、住みこみで働いています。そこまで歩いていこうとナレディは言うのです。 ナレディとティロは友だちのポレングに計画をうちあけました。ポレングはふたりを助けると約束し、ふたりが祖母にないしょで町へ出かけた後に、心配しないように事情を説明し、水くみやほかの仕事を手伝うといってくれました。 ふたりはポレングにもらった水とサツマイモと母親が最近送ってきた手紙を持って、歩いてヨハネスブルクへとむかいました。 【 短いお話ですが、アパルトヘイトという非人道的な政策を取り扱っているため、ショッキングな内容がところどころに見られます。もしよろしければ、保護者の方が先に読まれることをおすすめします。 |