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ネコのミヌース
タイトル | ネコのミヌース | |
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著者 | アニー・M.G. | |
出版社 | 徳間書店 | |
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新聞記者のティベは編集長に、『ニュース』を探してこなければクビだといわれてしまいました。新聞はニュースを知らせないといけないのに、ティベはネコや季節の記事ばかり書いていたからです。 ティベは恥ずかしがり屋でなかなかニュースを見つけてくることができません。ニュースを見つけるにはいろんな人に出会って、質問しなければならないのです。それがティベにはできませんでした。 落ち込んだティベは、帰り道、犬に追いかけられて木にのぼってしまった女の人に出会いました。ティベは女の人が木から下りるのを助け、これを記事にしなきゃと思ったのですが、質問するのを恥ずかしがっているうちに女の人は立ち去ってしまいました。 家に帰ってティベは、この女の人について記事を書こうとしました。しかし、なかなかいい記事が書けません。 いらいらしながらティベが部屋を行ったり来たりしていると、台所で小さな音がしました。ティベは飼い猫のフルッフがいたずらしたと思い、台所に入ると、そこには帰り道に出会った女の人がゴミバケツをあさっていました。この女の人はミヌースと名乗りました。 ティベはミヌースからいろんなニュースを教えてもらい、新聞記者として仕事を続けられるようになりました。 ミヌースはネコからニュースを聞いているといい、ある日、ネコしか目撃者のいないひき逃げ事件のニュースを持ってきました。ティベは真相を解き明かそうとがんばるのですが……。 【 『ネコのミヌース』のタイトルで近年映画化され、本国オランダでは100万人もの観客を動員しました。大人も子どもも楽しめる映画ですので、この作品を読んで、映画も楽しんでみましょう。】 |