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5年生の今月の本



                 秘密の島のニム
                  タイトル 秘密の島のニム
著者 ウェンディー・オルー
出版社 あすなろ書房
 

広い海のまっただ中に、ぽつんとひとつ、島があります。大きなヤシの木がはえていて、木のてっぺんには、女の子がひとり。

  女の子の名前はニム。

 ニムは海洋生物の研究者のお父さんと二人でこの島に住んでいます。お父さんのお手伝いをして、気圧計を読んで記録したり、植物や動物の研究もいっしょにしています。

 今日は、お父さんがプランクトンの研究のために島を出たのを見送っていたのです。

 お父さんは、日がしずむころに毎日携帯電話に電話するといっていました。もし、電話をしなくて三日たっても帰ってこなかったら、助けをよぶんだよ、とも。

 一日目はちゃんとお父さんから電話がありました。

 しかし、二日目は電話がありませんでした。

 ニムは次の日、自分の携帯電話がこわれているのかもと思って、調べてみました。パラボラアンテナやソーラーパネルなども点検しましたが、異常はありませんでした。お父さんの船にパソコンがないことはわかっていましたが、念のためメールもチェックしました。すると、一件、新着メールがありました。

 お父さんのメールに、ただの質問メールが届いていただけでしたが、ニムは一人ぼっちでいるところに声をかけてもらえたような気がしました。

 ニムはその人にメールの返事を書いてみることにしました。

【 南の島の冒険物語。ニムのようにアシカたちと一緒に青い海で泳いでいるような素敵な気分になれる本です。

 映画になり、2008年に日本でも公開されています(邦題「幸せの一ページ」)。】

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