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バアちゃんと、とびっきりの三日間
タイトル | バアちゃんと、とびっきりの三日間 | |
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著者 | 三輪 裕子 | |
出版社 | あかね書房 | |
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5年生の祥太(しょうた)は、夏休みに家族みんなで行く、北海道への家族旅行をとても楽しみにしていた。 ところが、母さんの姉のトシ子おばさんといっしょにくらしていたバアちゃんが、旅行前の三日間、祥太の家でくらすことになった。 バアちゃんは糖尿病で、毎日決まった時間に注射を打ち、決まった時間にカロリーの低いご飯を食べ、薬を飲まなければならない。注射の薬の量を間違えれば死んでしまうこともあるし、ちゃんとごはんを食べないと、ふらふらになって意識をうしなってたおれたりする。 バアちゃんは、もう自分でそういうことが管理できなくなっていた。 バアちゃんは認知症(にんちしょう)という病気にもなっていて、もの忘れがひどくなって、少し前のこともわからなくなったりするようになっていたのだ。じいちゃんが死んだことも忘れ、病院へ勝手にお見舞いに行くのもしょっちゅうだった。 祥太は、母さんが仕事を休んだり、姉さんが部活を休まないでいいように、バアちゃんのめんどうを見ることにした。 祥太は、決められた食事の時間にバアちゃんと食事をした。そこまではなにも問題はなかったが、その日の午後、とつぜんバアちゃんが、おじいちゃんに会いにいきたいといった。 祥太はびっくりした。だって、午前中にバアちゃんは、ジイちゃんが死んだ話をしたばっかりだったからだ。そして、ばあちゃんは外出しようと準備をし始めた。どこへバアちゃんは行くというのだろう。 【 バアちゃんのめんどうを見るといっても、それはバアちゃんの命がかかっている大変な三日間でした。そして祥太がバアちゃんとすごす秘密の一日。認知症というむずかしい問題をあつかっていますが、ハラハラドキドキの面白い物語です。】 |