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5年生の今月の本



                 植物は考える生きもの!?
                  タイトル 植物は考える生きもの!?
著者 野田 道子
出版社 PHP研究所
 

 ポリグラフという、警察の取り調べにも使う「うそ発見器」の読みとりがたいへん得意で、警察官の先生もやっているバクスターさんは、ある日、自分の事務所にあった観葉植物にポリグラフをつけてみることにしました。

 ポリグラフをつけたまま観葉植物に水をやると、ポリグラフのかくグラフに変化があらわれました。それは、犯人がちょっと興奮した時のグラフに良く似ていました。面白いと思ったバクスターさんは、今度は、今のんでいた熱いコーヒーの入ったカップに葉っぱをつけてみることにしました。ところが、それにはあまり反応がありませんでした。

 バクスターさんは今度は葉っぱを焼いてみようと思い、マッチを取りに行こうとしました。そのとたん、なんと観葉植物につけられたポリグラフの針が大きく動いたのです。

 観葉植物は自分の身に危険がせまったことを知ったから、ポリグラフの針を大きく動かしたのでしょうか。それとも、なにも関係なくただ針が動いただけだったのでしょうか。バクスターさんは、植物に感情があると考え、いろいろな実験を始めることにしました。

【 この本の中には、読んでいて本当かな? と思うこともあるでしょう。ですが、最初からウソだと決めつけずにそれを解き明かそうと、実験したり調べたりすることで、新たな発見をする人もいます。そんな人たちのおかげで、植物を良く育てることができたり、科学的に謎を解明することができたこともありました。何事も頭から馬鹿にしないで、実験をしてみること、調べてみることの大切さを教えてくれる本です。】

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