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ポリッセーナの冒険
タイトル | ポリッセーナの冒険 | |
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著者 | ビアンカ・ピッツォルノ | |
出版社 | 徳間書店 | |
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ポリッセーナは裕福な商人の長女として、音楽や歌やダンス、算数や歴史や文法などといった勉強をきちんとさせてもらい、なに不自由ない生活を送っていました。 ところが、ポリッセーナは大の空想家。お父さんとお母さんにおこられるたびに、自分はお父さんとお母さんのほんとうの子どもじゃない。きっとどこかの国の王様と、その美しいお妃さまからさらわれた子どもにちがいないと思っていました。 それがある時、本当にポリッセーナは修道院からもらわれてきた子どもだと、よその家の子どもに言われてしまいました。 ポリッセーナはショックで家から飛び出し、その修道院にむかいました。そして、その修道院でもポリッセーナは、箱に入れられて修道院にすてられていたという事実を聞かされたのです。 ポリッセーナは、本当の両親を探す旅に出かけました。自分が入れられていた箱と箱に残っていた布などが手がかりの品です。 旅に出てすぐ、ポリッセーナは動物曲芸団の女の子、ルクレチアとその一行に出会いました。動物曲芸団は毎年ポリッセーナの家にまねかれて動物の曲芸をひろうしていたので、ポリッセーナとルクレチアは顔見知(かおみし)りでした。 ルクレチアも動物曲芸団をひきいていた親方が亡くなり、一人で犬、クマ、ガチョウ、バーバリーザル、チンパンジーの面倒をみなくてはならず、どうしようか考えているところでした。そこで二人は曲芸をしながら村々をまわり、ポリッセーナの両親の手がかりを探すことにしました。 【 ポリッセーナの本当の両親は誰なのでしょうか。ポリッセーナの想像通り、どこかの国の王様なのでしょうか。しっかりもののルクレチアと動物曲芸団のおかげでポリッセーナは冒険を続けることができたのですが……。】 |