トップページ > 読書案内 >  5年生の今月の本 > 5年生におすすめの本
 >  アレックスとゆうれいたち

5年生の今月の本



                 アレックスとゆうれいたち
                  タイトル アレックスとゆうれいたち
著者 エヴァ・イボットソン
出版社 徳間書店
 

 スコットランドのさむざむとした岬に大むかしからそびえたっているカーラ城。

 その領主(土地の持ち主)は、十二歳の少年アレックス。アレックスの両親は、アレックスが生まれて六か月の時に船の事故でおぼれて死んでしまった。それ以来アレックスは大おばさんといっしょにカーラ城でくらしていた。

 両親がいないアレックスにはお金がなかった。お城もこわれるままにまかせ、アレックスも倹約して暮らしていたが、お金のことでこれ以上大おばさんに迷惑をかけるわけにもいかないので、とうとうお城を売ることに決めた。

 アメリカの大金持ちのホプグッドさんがカーラ城を買うことになったが、この人ははお城を買うにあたり、とある条件をつけたした。
「ぜったいにゆうれいは出ない、というのが条件だ!」

 アレックスはこまった。なぜならカーラ城にはアレックスを育ててくれた親がわりともいえる四人と一ぴきのゆうれいのなかまが住んでいたからだ。それでもお城が売れなければアレックスと大おばさんはこれから生活できなくなってしまう。

 アレックスはゆうれいたちに、アレックスの母さんのいとこが住んでいるダンルーンの屋敷に住むようにお願いした。

 ゆうれいたちはアレックスのためならと、さっそくダンルーンへと向かった。

 ダンルーンに行ったゆうれいたちはアレックスのためにダンルーンで暮らすようにがんばったが、ダンルーンに前から住んでいる高慢ちきなゆうれいたちにいじわるされて、とうとうカーラ城のある場所まで戻ってきてしまった。

 すると、なんとカーラ城は地面の上からきれいさっぱりなくなっていたのだった!

【 お城もなくなり、はなればなれになったアレックスとゆうれいたち。そこからゆうれいのだいかつやくがはじまります。お城もアレックスもどこへ行ったのでしょうか? ゆうれいとアレックスは再会できるのでしょうか?】

Page Top