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帰ってきた船乗り人形
タイトル | 帰ってきた船乗り人形 | |
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著者 | ルーマー・ゴッデン | |
出版社 | 徳間書店 | |
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イギリスのウェールズ地方に住む女の子、シャーンは大きな人形の家を持っていました。人形の家には八つの部屋があり、人形一家のお母さんのローリー夫人、人形一家のいちばん上の娘のドーラ、双子の女の子の人形パールとオパール、赤ちゃんの人形のバブちゃん、メイドのモレロ、子守係のメイドのルイスさん、そして家庭教師のシャーロット先生という女の人形しかいませんでした。なのに、人形の家には魚とりあみや、剣、角帽といった男の人形のためのものがありました。 その人形の家に、シャーンのお姉さんがアメリカで買ってきた水兵服を着た男の子の人形、カールが仲間入りしました。 カールはある日、どうして男の人形が誰もいない家に、男の人形のものがあるのかドーラにたずねました。 ドーラは剣の持ち主の人形が砂浜で行方不明になった話や、シャーンのお母さんがシャーロット先生の婚約者の人形のトーマスをシャーンのお姉さんの友だちにあげてしまった話を教えてくれました。カールはそれを聞き、自分は船乗りだからいつか旅に出てトーマスを探して連れて帰ろうと心に決めました。 ところが、今度はカールがシャーンの家の窓から転げ落ちてしまったのです。カールはベルトランというフランス人の少年に拾われました。ベルトランはこれから船乗りの実習に出るところでした。急いでいたベルトランはカールをポケットに入れたまま実習へ向かってしまいました。 カールはベルトランと旅に出ることになってしまいました。カールはどこへ向かうのでしょうか。 【 心を持ち、人形同士でおしゃべりをする人形たちの家に、カールは帰ってこられるのでしょうか。それとも、今までの男の人形のようにどこかへでかけたままになってしまうのでしょうか。女の子も男の子も楽しめる物語です。】 |