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タイトル | 時計塔のある町 | |
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著者 | 藤江 じゅん | |
出版社 | 角川書店 | |
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考古学に興味のある孝は、夏休みのレポート作成のため、上野の博物館に妹の麻由美とやってきました。その帰り、地下鉄の駅につくと、大雨の影響で電車が止まっています。すると突然アナウンスが流れました。「緊急事態です!至急、駅から出てください。雨水が地下に流れこみました。洪水です!避難してください!」逃げようとするも、壁がみしみしと音を立てて割れ、裂け目から水がどっと噴き出してきます。「麻由美ッ!」孝の目の前で麻由美が水にのまれ、そして、孝も猛烈な勢いの水に押され、壁に強くたたきつけられ、気を失ってしまいました。 ●水にのまれてしまった孝が目覚めた先は、大きな時計塔がある町、時町(トキマチ)。実は、孝と麻由美は大王のよみがえりの儀式の生贄として、ある巫女に呼び寄せられたのでした。運よく、孝は別の心優しい巫女に助けられます。捕まっている妹の麻由美を助けるため孝は、巫女の神殿を目指します。 |