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> こども電車
タイトル | こども電車 | |
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著者 | 岡田 潤(作) | |
出版社 | 金の星社 | |
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サッカーの練習試合で思うようなプレーができなかった慧は、毛布を頭からかぶり、目をつぶった。切り替えたとたんに、試合の疲れからか睡魔がおそう。(そうだ、こんな日は思いっきり……。)慧は眠りに誘われながら、電車の音が近づいてくるのを感じた。(こども電車に乗るのは久しぶりだ。)午後九時少し前、慧は光に包まれた。 ●こども電車の車掌、夢の介は言います。「昔は、子どもはみんな乗っていた。子どもの間は短い。あっという間だ。でもね。その時間がその子の未来をつくるんだ。」子どもから大人へ成長していく中で、見栄をはったり、素直に謝ることができなかったり、そんな子どもたちの心を、「こども電車」という現実にはない夢の世界を交えながら、描かれています。悩んだり、けんかしたりと苦しい。だけど、それが、人の心の成長には必要なんだと感じさせてくれるお話です。 |