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5年生の今月の本


まんぼう塾物語 タイトル まんぼう塾物語
著者 斎藤 洋
出版社 学習研究社
 

 青山誠は小学校5年生。今度お父さんの大学時代の友だちである嵐龍三郎という人がやっている塾に通うことになりました。塾の名前は「まんぼう塾」。ちょっとへんな名前です。おまけに生徒は誠以外に見あたりません。通学も、「行きたい日のつごうのいい時間」というのですから、変わっています。お母さんは、
「嵐先生がやっている塾で、嵐学習教室っていうのよ。少人数クラスで、一クラス七人までだっていう話だから、まあいいんじゃないしらね、」
といいます。どうも塾の様子をよく知らないようです。

 塾はビルの中にあるのがふつうですが、まんぼう塾は古いアパートの一階にあります。黒板もない、とにかくへんてこりんな塾。しかし、たった一人の先生である嵐先生が、すごい人(この本を読んだらわかります)だったのです。誠の成績なんかもう、ぐんぐん上がっていくんですから……。

 じつは、まんぼう塾に通った子は、あの有名な進学塾の「海明」の特Aに行かなくたってたいていの中学入試はだいじょうぶだと言われているほどでした。塾で知り合った6年生の由美からその話を聞いたとき、お母さんの表情はパッと輝きました。

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