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> いたずらおばあさん
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タイトル | いたずらおばあさん |
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著者 | 高楼 方子 | |
出版社 | フレーベル館 | |
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「ヒョコルさん、あなたにだけ、すこぶる重要な、ひみつのお話がございます。おりいってお話ししたいので、あしたの午後、わたくしの家にきてください」 ヒョコルさん(68さい)はドキドキしました。何しろ、えらいえらい洋服研究家のエラババ先生(84さい)がくださったひみつの手紙です。エラババ先生の手紙には、地図と、ほうもんのしかたがくわしく書いてありました。(ほんとうは、やりたくなかったのですが)書いてあるとおり、家の下で口ぶえをふき、おりてきたなわばしごを登って行くと、そこがエラババ先生の部屋でした。 エラババ先生のひみつというのは「わかくなる服」だったのです。1まい着ると1さいわかくなる、うすいうすい服。 「ヒョコルさん、あなたにはこれを60まい着ていただきますからね。そしてわたしは76まい着る。するとふたりとも8歳になるってわけ。もう一度子どもになって思いっきり遊びましょう!」 |