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5年生の今月の本 > 5年生におすすめの本
> 雨ふりマウス
タイトル | 雨ふりマウス | |
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著者 | 竹下 文子 | |
出版社 | アリス館 | |
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学校から帰ると、お客さんが来ていた。みどりいろの服を着た、ほっそりした女の人。知らない人だ。でもむこうはぼくのことを知っているみたい。 おかしなことは、それだけじゃなかった。ある雨の夜、ぼくが自分のへやにはいると、ベッドの上で何かがぐるぐると走りまわっていた。 三びきのねずみは、人間みたいにあと足で立って、三びきそろって前足を口にあて、くすくすっと声をたててわらった。まるで女の子みたいに。そして、朝起きると、やっぱり細長い葉っぱが一まい、落ちていたのだ。 雨の午後、学校からの帰り道で、あのみどりいろの女の人にあった。名前はヤナギ・ミドリさん。ミドリさんは、あの三びきのねずみとなかよしなんだそうだ。 【 字は大きいし、ひらがなが多いし、5年生が読むには少しおさない感じがするかもしれません。でも、リラックスしてすうっと読める本も、時にはいいものですよ。読み返してみるのもいいでしょう。】 |