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> 三人泣きばやし
タイトル | 三人泣きばやし | |
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著者 | 山中 恒 | |
出版社 | 福音館書店 | |
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八重田村のどど平は気がきかないうえにのろまで、人の役に立つなどとても考えられないようなぼおっとした男でした。八重田村では、毎年、その年の年男が打ち鳴らすたいこに合わせて田植えをするのがならわしでした。 ところが、年男に当たったじいさまがどど平にたいこ役をかわってもらったことから、おかしなことが起こりはじめます。どど平のたいこをきくと、村のみんなは何かにとりつかれたかのように田植えをはじめました。 さらには、山のけものまでがどど平のたいこに正気(しょうき)をなくし、大さわぎをはじめるのです。それだけではありません。たいこのバチを持ったときのどど平は、目つきがするどくまるで人が違ってしまったようでした。 どど平のたいこをおそれた村の名主(なぬし)は、なんとかしてどど平をたいこから遠ざけようとするのですが……? 【 あやしくふしぎなたいこの力を利用しようとする者があらわれたとき、どど平は、そして村の人たちはどうなってしまうのでしょうか? 次の展開が気になって、一気に読んでしまうお話です。】 |