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> 木かげの家の小人たち
タイトル | 木かげの家の小人たち | |
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著者 | いぬい とみこ | |
出版社 | 福音館書店 | |
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森山(もりやま)家の末っ子・甘えんぼうのゆりには、秘密(ひみつ)の仕事がありました。それは、家の2階にある書庫に住んでいる4人のイギリス生まれの小人たちのために、毎朝1ぱいのミルクをはこぶこと。小人たちはもう30年も、森山家に住んでいました。 けれど、日本が戦争を始め、世界は大きく変わろうとしていました。イギリス文学を研究していたおとうさんは警察(けいさつ)につかまり、幸せだった家族もいつのまにかばらばらに。ゆりは小人一家をつれて田舎へ疎開(そかい)することになります。 ひとりぼっちの疎開先でも、ミルクしか食べることのできない小人たちのために、なんとかミルクを見つけようとするゆり。そして小人の子どもたちは、みずから外の世界へと出て、自立への道をさがしはじめるのですが……。 【 読んだあとに、戦争とはいったい何なのか、深く考えさせられるお話です。みなさんも戦争のことについて、おじいさんやおばあさんにお話をきいたり、調べたりしてみましょう。】 |