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> 12歳 いつもとちがう夏休み
タイトル | 12歳 いつもとちがう夏休み | |
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著者 | 塩沢 千絵 | |
出版社 | 旺文社 | |
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あたし、ああいうなんじゃくなタイプってだめなのよお。やっぱり男の子は小麦色の肌(はだ)じゃなくちゃね」 あしたから夏休みだというのに、ぼくの気分はとことん落ちこんだ。ただでさえ今年の夏休みはいつもとちがう。おかあさんがスーパーのくじびきで当てたアメリカ旅行に行ってしまい、おとうさんは九州へ出張。ぼくは、顔も思い出せない千葉のおじさんの家へあずけられることになったのだ。 その時である。 ハチマキおやじは、毎晩(まいばん)とれたての魚を持ってきて、魚がきらいなぼくに「そら食え!」とせまるし、おじさんは変人だし、ぼくの毎日は悲惨(ひさん)そのもの。そんな時、ぼくはとても意外なところで、あの人魚ミドリと再会することになる――。 【 色白で都会っ子のぼくが、漁師の町でだんだんきたえられ、印象深い夏休みを送る楽しい物語。】 |