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タイトル | はなはなみんみ物語 | |
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著者 | わたり むつこ | |
出版社 | リブリオ出版 | |
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「……わしは未来を残さなければならない……本当に希望の持てる未来を、このような苦しみを二度と味わうことのない未来を、たとえいのちをかけても……」 みんなは気づきませんでしたが、それは、白ひげじいさんの悲しい決意でした。 それは…… はるかむかし、小人たちがまだ大勢いたころ、「空中小人隊員」だった白ひげじいさんが身につけたものでした。白ひげじいさんは、ある理由から、この魔法を自分ひとりの胸にしまっていたのです。 しかし、自分たちの「夢」を実現するために一家で旅に出かけなければならなくなり、危険な森を小人たちが通り抜けるためには魔法の力がどうしても必要だということになったのです。 ふたごのきょうだい(少しだけ鼻の大きい兄のはなはなと、少しだけ耳の大きい妹のみんみ)は大はしゃぎ。だって、ずっと気になっていた魔法(魔法のことを口にすると白ひげじいさんがおこるので、今までだまっていたのですが)を白ひげじいさんに伝授してもらえるのですから。 白ひげじいさん、はなはな、みんみ、お父さん、お母さん、五人の小さな勇者たちは、南の森のなかまたちに見送られ、≪自分たちの未来≫をさがす旅に出ました。 【 さて、小人一家は冒険の中で、何を失い、何を得たのでしょうか? そして白ひげじいさんが語らなかった過去とは……?】 |