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> 少年探偵ブラウン[1]
タイトル | 少年探偵ブラウン[1] | |
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著者 | ドナルド・ソボル | |
出版社 | 偕成社 | |
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アイダビルの町に、みんなから〈百科事典〉とよばれる十歳の少年がいました。ブラウン夫妻のひとりっ子で、本当の名まえはロイ=ブラウンです。でも、ロイとよぶのは両親と学校の先生たちだけで、みんなはロイのことを〈百科事典〉とよんでいます。 というのも、ロイ=ブラウンは大学の先生よりもたくさんの本をよみ、本でよんだことが、そっくりそのまま頭のなかにつまっているからでした。ですから、クイズのだいすきなおばさんたちなんかは、ロイがとおりかかると、ひきとめて、むずかしいもんだいのこたえをききたがります。でも、このロイにいちばんたくさん、しつもんをするのは、ロイのおとうさんのブラウンさんなのです。しかも、ブラウンさんはアイダビルけいさつの署長(しょちょう)をしています。 じつは、アメリカのふつうの町であるアイダビル町で、この一年の間、事件の犯人はもちろんのこと、規則をやぶって、うまくごまかそうとした少年や少女で、アイダビルけいさつの手からにげられたものがいないのは、このロイのおかげだったのです。 ブラウン署長はいつも夕食を食べながら、むすこのロイにその日おきたむずかしい事件のことをはなしだします。すると、じっと目をつぶってきいているロイ=ブラウンが目をあけたとき、もう事件はかいけつしているというわけでした。 「ロイ、そういう推理(すいり)のしかたは、テレビをみておぼえたの?」 ロイは、すぐたんていのしごとをはじめて、こまっている人たちをたすけよう! とけっしんしました。ビラをくばって、かんばんをくぎで車庫の入り口にうちつけました。さて、このブラウンたんてい事務所にどんな事件がまいこんでくるのでしょう? 【 お話の最後に事件についての問題と答えがついています。探偵になったつもりで読める本です。】 |