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-少年トビアス、小姓になる
タイトル | 中世の城日誌 -少年トビアス、小姓になる |
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著者 | リチャード・プラット | |
出版社 | 岩波書店 | |
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13世紀のイギリス。日本では元が日本に攻めてきたころ、ヨーロッパでは騎士が活躍していました。 この物語の主人公、十一歳の少年トビアスも将来、騎士の従者になるため、ストランドボロー男爵である伯父さんの家で小姓として働くことになりました。 猟や馬上槍試合、勉強やトイレの話など、中世の騎士階級の人々の一年間の暮らしを、皆さんとほぼ同い年の少年トビアスの眼を通して知ることができます。 「もし鼻をふいたのでしたら、食べものにさわる前にその手を服でおふきになるのが、その場にふさわしいふるまいですわ。」 そんな、今では非常にお行儀の悪いことも中世ではマナーだったのです。 【 本書は大きな絵本ですが、多くの本を調べて描かれたしっかりとした挿絵がついており、目でも中世を楽しめる本となっています。物語の騎士たちとは違う鎧(よろい)の話や馬上槍試合の話、お城の構造、本当の中世の農民たちの姿、ヨーロッパの封建制度などをとりつきやすく、しかし、読み込むことでより深く知ることができます。 】 |