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> 青いチューリップ
タイトル | 青いチューリップ | |
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著者 | 新藤 悦子 | |
出版社 | 講談社 | |
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羊飼いの少年ネフィは、山の放牧地で、都からきたバロという男に出会った。彼は放牧地にたくさん生えている青いラーレ(チューリップ)をスルタン(オスマン帝国の皇帝)が欲しがっているとネフィに教えてくれた。都に青いラーレを持っていけば、たんまりほうびをもらえるのだという。 ネフィの父のカワは、最初その話を聞いても、あまり興味をしめさなかったが、バロが「青いラーレ」の歌を歌うと、顔色を変えた。 その歌は、カワの知っている人が作った、カワとその人しか知らない秘密の歌だったのだ。カワは、バロにどこでその歌を知ったのかたずねた。 「エユップの神学校で教えているアーデム教授の屋敷だ。屋敷の庭で女が歌っているのをきいた。」 カワは、そのバロの話をたよりに、アーデム教授を訪ねることにした。 アーデム教授はスルタンの側近であると同時に、有名な栽培家で、もう何年も青いラーレの研究にとりくんでいるという話だった。カワは、山の青いラーレの球根を持って、ネフィを連れてエユップへ向かった。 【 なぜ、アーデム教授の家の人が、カワとその友人しか知らない歌をしっているのでしょうか。青いチューリップをめぐるオスマン帝国を舞台としたドラマチックな物語がはじまります。】 |