トップページ > 読書案内 >
6年生の今月の本 > 6年生におすすめの本
> まつりちゃん
タイトル | まつりちゃん | |
---|---|---|
著者 | 岩瀬 成子 | |
出版社 | 理論社 | |
|
||
小学6年生の行夫は、塾が始まるまえに、コンビニへ寄った。すると、コンビニのドアの前に、小さな女の子が立っていた。「字、読めますか」とその子は言った。そして、猫の絵柄の缶詰をもって「カツオですか。マグロですか。きんちゃんはカツオが好きです」とその子は行夫に尋ねた。 ●小さな女の子の名前は、「まつりちゃん」。だれもいないようなふりをして、きんちゃんと二人でお留守番をしています。そんな「まつりちゃん」との交流が、一章ずつ異なる人物ごとのエピソードで綴られていきます。各章を個別に読むと、少し寂しさが漂う文章に感じられるかもしれません。けれど、それぞれのエピソードを順に読んでいくと、“人の強さ”や“前向きになる心の変化”が描かれていることに気付くでしょう。 |