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> ぼくたちが犬をころさなくちゃならない日 少年NPO「WAN PEACE」
タイトル | ぼくたちが犬をころさなくちゃならない日 少年NPO「WAN PEACE」 | |
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著者 | 今西 乃子(作)東野 さとる(絵) | |
出版社 | 新日本出版社 | |
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小学六年生になったぼく、山口元気(もとき)は、その朝、愛犬ユリ丸といっしょに父さんの動物病院の診察室にいた。季節は五月の初め、この時期はぼくのお父さんだけでなく、動物病院全体が最も忙しくなる時期だ。犬のフィラリア予防のための血液検査と薬をもらいにくる患者が集中するからだ。フィラリアとは、蚊を媒介(ばいかい)して寄生虫が犬の心臓にすみつく病気で、放っておくとひどい場合には死に至る病だ。 ●狂犬病という名前を聞いたことがありますか?狂犬病は日本に今は存在しない過去の伝染病です。この物語は「万が一、狂犬病が日本に再侵入したら」をテーマに描かれたお話です。この本を読むと、日本という国が、どのようにしてその伝染病を海外から持ち込ませないようにしているのか、どうして今はもう存在しない伝染病なのに、年1回予防の注射を義務づけているのかがよくわかります。また、もしも狂犬病が発生したときには、どれほどの被害が出てしまうのかということもわかります。犬をお家で飼っている人にはぜひ読んでもらいたいですね。 |