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タイトル | もうひとつの曲がり角 | |
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著者 | 岩瀬 成子 | |
出版社 | 講談社 | |
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小学五年生の朋は、マンションから一軒家に引っ越してきたばかりだ。引っ越してすぐ、おかあさんが「将来の役に立つから」と英会話スクールをすすめ、朋は「通いたくない」と一度は言ったものの、「ね」と強くすすめる母に押し切られ、通うことになった。しかし、英会話スクールに通い始めて二か月がたったが、自分が英会話を好きになりそうな感じはぜんぜんしなかった。 ●このお話は、曲がり角をまがった先の不思議な通りで出あう、オワリさんというおばあちゃんとみっちゃんという小学生との交流と朋の家族の物語という3つの時間と空間、やりとりが織り交ざったストーリーになっています。オワリさんとの場面、みっちゃんとの場面、朋の家族との場面とそれぞれの場面が立ち替わり描かれるため、ストーリーに入りづらいと感じる人もいるかもしれません。オワリさんとみっちゃんとの交流によって、朋の気持ちの変化していく様子やおかあさんやおとうさんの人間らしい心が描かれているので、心情の動きを感じられるお話です。 |