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タイトル | 「流域地図」の作り方 川から地球を考える | |
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著者 | 岸 由二 | |
出版社 | ちくまプリマー新書 | |
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あなたが普段使っている「地図」はどのような地図だろうか。地名があり、鉄道の路線があり、道路があり、目印になりそうな建物があり、番地がある。そうしたものが、ペタッとした平らな画面に記されている地図なのではないだろうか。これは、県や市区町村といった行政区分で分けられた地図。今回、この本では、それとはまったく異なる地図を取り上げる。それが「流域地図」だ。 ●日頃、目にする地図と言えば、平面的で凹凸のないものが多いでしょう。しかし、実際には山があったり、谷があったり、一見すると平地に思える広島市内中心部でさえ、高低差があります。著者の岸先生は、こうした“自然の地図”に目を向けることで、“私たちは地球に暮らす生きものだ”と自覚してほしいと本の中で訴えています。それは、温暖化といった地球環境の危機をよそ者ではなく、当事者として捉えることが危機を克服するもっとも基本的な方法であるからです。本の中では、身近な川から「流域地図」を作る方法も述べられています。一度、調べてみてはいかがでしょうか。 |