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> 丸天井の下の「ワーオ!」
タイトル | 丸天井の下の「ワーオ!」 | |
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著者 | 今井 恭子(作)小倉 マユコ(画) | |
出版社 | くもん出版 | |
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二階の自分の部屋を出て、階段を下りてゆくと……。「春の遠足で行った、富士見公園の、シバザクラは、とても、きれいでした」ひとことずつ区切るような、はきはきした声がひびいてきた。妹のミドリだ。作文を読み上げ、ママに聞かせている。「上手に書けたじゃない。字もきれいよ」わたしの前では、絶対にくりひろげられることのない母娘の光景だ。 ●ディスレクシアという学習障害をかかえているマホは、空想をひろげたり、物語を創造したりすることが好きです。しかし、字の読み書きがうまくできないことから、高校や大学に行けるのかと将来に不安を抱えています。ある夏休みに、自分の作品が展示されている博物館でスケッチをしている、ちょっとかっこいい男の子にであいます。ふとした言い合いをきっかけに、マホは男の子に自分で創作した物語を聞かせることになります。 |