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> 拝啓パンクスノットデッドさま
タイトル | 拝啓パンクスノットデッドさま | |
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著者 | 石川 宏千花 | |
出版社 | くもん出版 | |
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多摩地区のはずれのはずれにあるこの古アパートで暮らしているのは自分と右哉だけだし、母親はたまにしか帰ってこない。高校くらいは出ておかないとね、と母親がいいだしたときには、うそだろ?と思った。どこからどう調達してきたのか、まとまった金額の入った銀行の封筒を食卓のまん中において、「受験、まだ間に合うでしょ?」といったのが、九月だったか、十月だったか。 ★なかなか帰ってこない母親、中学生の弟、生活費など、不安に押しつぶされそうな晴巳の心の支えは、音楽・パンクロック。ある日、学校で委員会の仕事ができずに困っていると、その仕事を引き受ける代わりに、晴己にバンドを組んでステージに立ってほしいと軽音部のクラスメイトから提案があり……。 |